エヌ・ティ・ティ・ビズリンク(NTTビズリンク)は,4月17日より,スマートグラスを同社の多地点映像通信基盤に接続し,遠隔での現場作業支援,現場作業映像の録画,ハンズフリーでの作業者とのコミュニケーション等を実現するサービス「スマートグラスクラウド」の提供を開始する(ニュースリリース)。
工事,点検等を行なう「現場」における作業を遠隔で支援するツールとして,ウェアラブルデバイスの活用が昨今注目を集め,支援の仕方も一つの現場に対して複数のロケーション(例:本部,設計事務所,パートナー企業等)から行なうといったニーズの多様化も顕在化してきている。
20年にわたり映像コミュニケーションサービスを開発運営してきた同社は、「現場における作業者の目線」映像を捉えることのできるスマートグラスに着目し,スマートグラスを介し現場での映像を複数拠点でシェアしたり,現場作業員と本部スタッフ双方向で映像/音声のコミュニケーションを実現したりすることが出来るクラウド型のサービスを自社開発し提供する。
具体的には,多地点映像通信基盤とスマートグラスを接続することで,複数の拠点からリアルタイムで指示を出したりコミュニケーションを行なったりすることが可能となる。ほか,現場映像の録画,現場映像を本部側でキャプチャーし一部をマーキングして瞬時に現場作業者に送り返したり,現場作業員のグラスにマニュアルを表示したり,チャットメッセージを送ったりと現場作業員を遠隔で支援するツールを用意した。
また,PC,タブレット,スマートフォンなどマルチデバイスにも対応するほか,月額支払型サービスのため,小規模の利用から始め,効果や利用頻度に合わせて拡大していくことができるとしている。