パナソニックは,可視光通信技術を搭載し,専用アプリをダウンロードしたスマートフォンをかざすだけで情報を読み取ることができる同社独自の「光ID」技術を活用した「LinkRay™(リンクレイ) スポットライト形」3機種42品番を4月に発売する(ニュースリリース)。オープン価格。
同社は2014年12月に,LED光源を高速点滅させることでさまざまな情報を送ることができる可視光通信技術を発展させ,その光源から送信される情報を搭載したID信号(「光ID」)をスマートフォンのイメージセンサーと専用アプリを用いて高速受信する技術を開発した。
この技術を活用し,2017年度から「LinkRay™ 情報配信サービス」として同社がサービス提供を行ない,展示会場や空港,鉄道の交通看板からの「施設案内や多言語案内サービス」によるインバウンド対応や,公共施設・商業施設での「クーポン情報配信」,店舗での「ショッピング詳細情報配信」などで活用されている。
今回発売するスポットライト形は,「光ID」技術を初めて当社の照明器具に搭載したもので,スポットライトの間接光から情報を取得する。美術館・博物館,飲食店,商業施設・店舗,展示会・イベント,ショウルームなどでの活用促進をはかる。
なお,「LinkRay™(リンクレイ) スポットライト形」は4月19日~21日,パシフィコ横浜で開催する光技術展示会「OPIE’17」会場内でデモを行なう予定。書籍販売チケットの配布や出展社情報などの告知をする。