OSA(Optics Society of America)は,創立100周年を迎えたのを機に,新たな光学実験キットを製作し販売を開始した。日本国内ではオプトロニクス社が取扱う(販売ページ)。価格は12,960円。
この実験キットは,「反射板」「ペッパーグラム投影機」「透明キット」「赤色レーザーポインタ(波長:650 nm,出力:1 mW以下)」「回折格子」「レーザーフィンガーLEDライト(4種類)」「クマのグミ」「分度器」の8つの
部品で構成されている。
「ペッパーグラム投影機」は,反射板による虚像を使った「ペッパーゴースト」を応用したもので,スマートフォンを使って動画が浮いているように見せる実験を行なう。また「透明キット」は,物体を透かして向こう側が見える「ロチェスターの光学迷彩」を4枚のレンズを使って再現実験する。
具体的にどのような実験を行なえるのかは,販売ページにあるマニュアル(英語版/翻訳版)に解説がある。さらに,事例集として,月刊オプトロニクス2017年3月号より「ひかり探検」と題した連載を開始しており,その第一回も同ページで見ることができる。
オプトロニクス社では,この製品を学校教育や企業における教育の一環として利用することを期待している。なお,付属のレーザーポインター(クラス2)は安全規格に準拠しているが,取り扱いには十分な注意が必要。
この製品は,光のオンライン書店のほか,通常のEメールでも注文を受け付けている(支払いは銀行振込・代金引換のいずれかのみ)。申込先:booksale@optronics.co.jp