東大生産技術研究所,ニコン寄付研究部門を開設

東京大学生産技術研究所は,ニコンの寄附により「ニコン 光・精密フロンティア寄付研究部門」を2023年4月1日に開設する(ニュースリリース)。

光学産業は日本が極めて強い分野だが,技術革新のスピードに加え,新興諸国の参入もあって,世界レベルで高い競争力を維持していくことは容易ではなくなっている。

また,最先端の研究・技術は高度で多岐にわたり,大学の光科学研究と産業界の光学技術との間の隔たりが指摘されるようになった。このような背景のもと,ニコンによる寄付研究部門は,2006年から東京大学生産技術研究所に設置され,産業に直結する光学教育を実施し,人材の育成を推進してきた。

今回,これまでの寄付研究部門に代わり,新設する「ニコン 光・精密フロンティア寄付研究部門」では,従来の特長ある講義を継続して実施し,人材の育成を図ることに加え,研究テーマの創出に新たに取り組むという。

寄付総額は1億円。開設期間は2023年4月1日~2028年3月31日(5年間)。担当教員は,東京大学生産技術研究所教授の芦原聡氏,志村努氏,准教授の池内与志穂氏。講義は「光工学特論」他となっている。

多様化する社会課題に対して,技術を複合的に組み合わせて新たな価値を創出し,社会実装していくことが求められる中,今回,東京大学生産技術研究所の持つ幅広い知見をもとに,ニコンが培ってきた光利用技術および精密技術と他分野の技術との融合を推進する。そして,将来的に社会が求める価値を産学連携で模索し,新たな研究テーマを創出するとしている。

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