ヤマザキマザックは,同社のロングセラーのCO2レーザー加工機「SUPER TURBO-X」シリーズに,新たにファイバーレーザー発振器を搭載した「SUPER TURBO-X FIBER」シリーズを追加,10月24日に発売を開始した(ニュースリリース)。
追加するのは「SUPER TURBO-X 2412 FIBER」と「SUPER TURBO-X 3015 FIBER」の2機種。それぞれ2kWと3kWモデルをラインナップした。「2412 FIBER」はワークサイズが1,250×2,500,「3015 FIBER」1,525×3,050となっている。価格は「2412 FIBER」の2kWモデルが6,650万円,3kWが7,530万円。「3015 FIBER」の2kWモデルが6,950万円,3kWモデルが7,840万円となっている(いずれも税抜)。
ファイバーレーザーは,従来のCO2レーザーに比べて波長が短く熱吸収率が高いため,銅・真鍮・アルミなどの高反射材の加工を安定して行なうことができ,しかも,薄板や中板を高速で加工できることから高い生産性が得られる。
また,ミラーなどの光学部品を使用しないため,定期交換などメンテナンスコストが大幅に削減できる。
新シリーズは,独自のマルチコントロールトーチにより,板厚や材質に合わせたノズルの自動選定やビーム径を自動制御する機能を標準搭載し,数々のインテリジェント機能と合わせて,さらなる生産性向上と高品質加工を実現するという。
CNC装置「MAZATROL PREVIEW 3」は,エルゴノミクス(人間工学)に基づいた最適なボタン配置やタ ッチパネル式15インチカラー液晶画面などにより快適な操作性を追求した。また,単体機導入後でもレーザーFMSによる自動化システムや棚の増設にも対応するなど,顧客の生産体系に合わせた拡張が可能だとしている。