【CEATEC】太陽誘電,超高精度光変位センサーを開発


超高精度光変位センサー

高精度タイプの構造

超高精度タイプの構造


太陽誘電は,最高で±1.5nmの変位を検出する光変位センサーを開発し,IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC」に参考出品した。

このセンサーは赤色レーザーを光源とし,ステージの上下を貫通する光路上に光学素子を置き,ステージの動きによってこの光学素子を通る光のコントラストの変化を検出する。同社のCDで培った技術を応用した。

高精度タイプ(精度±100nm)と超高精度タイプ(精度±1.5nm)があり,超高精度タイプは光路を折り返すような形にすることで感度を上げている。

超高精度タイプのヘッドサイズは50×30×10mm。ロードセルとして用いればひずみゲージよりも高精度・高応答性が得られるという。同社では精密はかりの他,高精度なトルクセンサー,圧力計などに利用できるのではないかとしている。

来春より生産を開始する予定で,カスタマイズにも対応する。

その他関連ニュース

  • ジャパンディスプレイ,有機光検出器で健康を見守り 2024年02月08日
  • ifm efector,光電センサーをアップグレード 2023年08月25日
  • ローム,SWIRデバイスの量産技術を確立 2023年02月16日
  • 農工大,可搬グラフェンセンサでカドミウム検出 2023年02月06日
  • オムロン,機器組み込み用カラーセンサーを発売 2022年11月10日
  • NTT,光で液体の特性や液中の粒子を超高感度に検出 2022年11月08日
  • 公大ら,レーザー加工を用いた風雨センサーを開発 2022年05月13日
  • NEC通信,3次元物体検知ソフトウェアを開発 2022年04月25日