日本電気硝子は,中国の東旭光電科技股份有限公司,及びその100%子会社である福州東旭光電科技有限公司との間で,薄型パネルディスプレイ(FPD)用板ガラスの加工合弁事業に合意した(ニュースリリース)。
新会社名は福州旭福光電科技有限公司。この件に関し企業結合に係る中国独占禁止法上の申請が当局に受理され,審査の手続きに入る。
この合弁事業は,現在中国福建省で工場建設を進めている中国最大級のFPDメーカー,京東方科技集団(BOE)の福州工場向けにFPD用板ガラスを加工し,供給することを主たる目的としている。上記2社との合弁により投資リスクを分散しつつ,中国市場の拡大に対応する。
なお,この合弁事業においては,全て同社グループで生産した原板(適正サイズにカットする前のG8.5級マザーガラス)を使用し,顧客の要望する仕様・サイズに加工される。
出資比率は日本電気硝子が40%,東旭光電科技が10%,福州東旭光電科技が50%。総投資額は約7億人⺠元(約107億円)。生産開始時期は2017年6月頃(予定)だとしている。