若手研究者が実用化に向け,精力的に研究を行なっているテーマを発表するコーナーです。企業とのコラボレーションを希望するものですので筆者とのコンタクトも可能です。また,掲載を希望される方も募集しています。

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ヘテロコア光ファイバが埋め込まれた柔軟素材を用いた生体情報センシング

ヘテロコア光ファイバが埋め込まれた柔軟素材を用いた生体情報センシング

1. はじめに 光ファイバは柔軟・軽量・耐電磁誘導性という特長を有する。これらの特長を持った光ファイバセンサを柔軟な構造物や素材に埋め込むことにより,モノの素材自体に知覚機能を与えることが可能になる。近年では,こういった […]
塗布型有機無機ハイブリッドペロブスカイト太陽電池の研究

塗布型有機無機ハイブリッドペロブスカイト太陽電池の研究

1. はじめに 近年,再生可能エネルギーが注目を集めており中でも太陽電池を用いた太陽光発電の導入量はここ10年で急速に拡大しているが,その主流は多結晶シリコン太陽電池である。シリコンはクラーク数で2番目と資源量は豊富であ […]
シリコンを材料に用いた赤外光検出器

シリコンを材料に用いた赤外光検出器

1. はじめに 赤外光は通信波長帯として利用される。また,その波長帯にはグルコースやヘモグロビンなど,生体物質の吸収も存在する。さらに,近年では,近赤外波長帯を用いた距離計測などがロボット分野などで広く使われている。この […]
ナノ精度コピーによる超高精度ミラーの量産化

ナノ精度コピーによる超高精度ミラーの量産化

1.はじめに 光学システム,光学機器を構成するためにミラーは不可欠である。ミラーの形状誤差は,光学系において不要な収差を生む。そのため,形状誤差が可能な限り低減されたミラーの開発が長年行なわれてきた。現在,研削,研磨など […]
光検出磁気共鳴法を用いたワイドギャップパワーデバイスの量子センシング

光検出磁気共鳴法を用いたワイドギャップパワーデバイスの量子センシング

  4H-SiC,GaN,ダイヤモンドなどのワイドギャップ半導体は次世代の低損失パワーエレクトロニクスを構築する材料として研究が推進されている1)。新しい半導体によるデバイス実装には高い信頼性が要求されるが,デバイスは欠 […]
2次元複屈折分布の高速・高解像イメージング技術

2次元複屈折分布の高速・高解像イメージング技術

1. はじめに 日常の生活において,“複屈折”とは耳慣れない言葉であるが,私たちの身の回りには多くの複屈折を発現する物体や物質がある(図1)。複屈折は,屈折率の異方性を表す言葉である。例えば結晶においては結晶面の方位ごと […]
ジョーンズベクトルで記述できる全ての偏光・位相を生成する液晶空間光変調器

ジョーンズベクトルで記述できる全ての偏光・位相を生成する液晶空間光変調器

月刊誌掲載文を一部修正しております。 1. 概要 我々はビームの偏光,および位相の分布を自由に制御することが出来る偏光変換素子として,液晶を用いた光学デバイスを開発してきた。本液晶デバイスは,ジョーンズ記法で表現できる全 […]
有機薄膜光集積回路

有機薄膜光集積回路

1. はじめに 光集積回路(PICs:Photonic Integrated Circuits)とは,光通信で必須とされる種々の機能をワンチップ上に一括集積したものである。単一機能の光デバイスに比べて,実装コスト・消費電 […]
自己組織化InAs量子ドットを用いた近赤外広帯域光源</br> ─高分解能光コヒーレンストモグラフィーへの応用─

自己組織化InAs量子ドットを用いた近赤外広帯域光源
─高分解能光コヒーレンストモグラフィーへの応用─

1. はじめに 近赤外光(波長約0.7〜2 μm)は,生体への非侵襲性,高透過性を活かして医療・生体イメージング用のプローブ光としての利用が進んでいる。特に波長0.7~1.3 μm程度の領域は,生体に多く含まれるヘモグロ […]