先端ナノ光構造を用いた高感度バイオセンシング 1. はじめに 治療医療から予防医療への転換が進む昨今において,高感度バイオセンシング法の需要が一層高まりつつある。疾病由来の生体分子(バイオマーカー)を従来よりも高感度に検出することによって,疾患の超早期発見が可能とな […] 2023年03月20日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第85回 著者:徳島大学/(国研)理化学研究所 矢野 隆章
次世代ウェアラブルのための皮膚表面の光制御 1. はじめに ウェアラブルデバイスによるパーソナルヘルスケアは、予防医療や遠隔医療を実現することができるため、パンデミックや高齢化の進行する現代社会において非常に重要である。現在までに腕時計型や指輪型などのウェアラブル […] 2023年01月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第84回 著者:東京大学 松久 直司
放射線耐性に優れた宇宙用太陽電池に向けて:III 族窒化物太陽電池の可能性 1. はじめに 人工衛星や宇宙探査機など,宇宙空間において自律的に運用される機器類において,太陽電池はエネルギー供給源として必須のサブシステムである。宇宙機器は宇宙空間へ輸送して用いるという特殊な利用条件があるため,大き […] 2022年12月27日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第83回 著者:工学院大学 屋山 巴
メタマテリアル熱電変換 1. はじめに 熱電変換は,物体両端の温度差を起電力に変換するゼーベック効果に基づき,熱エネルギーを電気に変換する機構である。素子の両端の温度差が維持される限り恒久的に電力を生み出すため,メンテナンスフリーなエネルギー源 […] 2022年11月17日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第82回 著者:東京農工大学 久保 若奈
光周波数コムを用いた光フェーズドアレイ 1. 背景 近年3D Lidarやレーザープロジェクタの光源として光フェーズドアレイの開発が行われている1, 2)。電波の領域で広く用いられているフェーズドアレイアンテナとは,アンテナアレイの各素子から位相制御された電 […] 2022年10月17日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第81回 著者:電気通信大学 加藤 峰士
幅広い応用が期待される赤外光ファイバーセンサーを目指して 1. はじめに 赤外吸収分光を利用した成分検出は,微量分子の存在を直接的に観測するため,高感度で高速なセンシング手法といえる。赤外吸収分光を利用した分子構造解析や環境モニタリング,危険物の遠隔検出,生体計測,医療診断な […] 2022年09月05日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第80回 著者:核融合科学研究所 上原日和 秋田県立大学 合谷賢治
流体計測画像におけるノイズ減算 1. はじめに 航空機,鉄道車両の空力設計において,飛行時・走行時の機体・車体の周りの空気の流れを適切に把握することは重要性が高い。特に物体表面に生じる圧力分布を知ることは非常に重要である。近年では,計算機の性能向上に […] 2022年08月04日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第78回 著者:早稲田大学 松田佑
力を光に変換:応力発光を用いた応力分布可視化技術 1. はじめに 構造物の健全性や安全性の確保には,応力・ひずみ分布の視覚化が有効であるが,外部からの微小な力によって物体にかかる応力やひずみは,人間の目では見ることができない。これに対して,デジタル画像相関法などの光学的 […] 2022年06月30日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第78回 著者:(国研)産業技術総合研究所 藤尾 侑輝
医療診断機器開発に向けた超低エネルギー生体非侵襲レーザー加振 1. はじめに レーザー計測において,本来,質量を持たない光エネルギーから物体の運動エネルギーに変換することが計測原理となる技術が存在する。例えば,光音響イメージング(Photo-Acoustic Imaging,以下, […] 2022年06月07日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第77回 著者:近畿大学 三上 勝大
標準電球100年の歴史に挑む,LEDを用いた標準光源の開発 1. はじめに 全光束は,光源から全空間に放射される光束(単位:lm)の総和であり,省エネ指標のひとつである光源効率の算出に欠かせないことから,その評価には十分な信頼性が求められる。このため,測定で使用する機器を適切なト […] 2022年05月20日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第76回 著者:(国研)産業技術総合研究所 中澤 由莉