フレネル型構造を用いた液晶光偏向素子 1. はじめに 液晶の屈折率異方性を応用して,入射光の波面を制御する液晶レンズや液晶偏向素子は,電圧の印加によってそのパラメータや極性を制御できるため,新しい光学デバイスとしての応用が期待されている1〜9)。一例として, […] 2016年05月09日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第9回 著者:大阪大学 澁谷義一
量子光コヒーレンストモグラフィ ─量子もつれ光による超高分解能光計測の実現に向けて 1. はじめに 光を用いた精密計測は,現代科学に不可欠な要素技術であり,これまでに多大な発展を遂げてきた。特に光の干渉現象を利用した光干渉計は,高分解能・高感度な光計測を可能にした。かつてはマイケルソンとモーレーが光干 […] 2016年04月05日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第8回 著者:京都大学(現カリフォルニア大学バークレー校) 岡野真之
希土類添加窒化物半導体による赤色発光素子の開発 1. はじめに 希土類イオンは特定の波長域において効率よく光増幅が可能なことから固体レーザやカラーディスプレイ用蛍光体,光ファイバ増幅器などへと広く応用され,光エレクトロニクスの発展を支えてきた。希土類イオンによる発光は […] 2016年03月15日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第7回 著者:豊橋技術科学大学 関口寛人
広視野レーザ顕微鏡によるナノ表面形状計測技術 1. はじめに 機械のしゅう動面や固体の接触面には表面粗さ(微小凹凸)やうねりが存在している。粗さを有する金属同士では,実際に接触するのは肉眼では見えない微小突起同士である。この部分を真実接触部と言い,見かけの接触面積の […] 2016年02月04日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第6回 著者:新潟大学 月山陽介
表面プラズモン共鳴励起を利用したセンサー・デバイス応用 1. はじめに 表面プラズモン共鳴励起測定法は,金属薄膜/誘電体界面の光学情報を高感度に得ることのできる測定法である1)。そして,電気化学装置と組み合わせた表面プラズモン共鳴法の場合,表面プラズモン励起のために利用される […] 2016年01月05日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第5回 著者:新潟大学 馬場 暁,新保一成,加藤景三,金子双男
可視光応答型ハイドロキシアパタイト系光触媒 1. はじめに 光触媒は,光を吸収して有機物を酸化分解することができるため,環境浄化材として利用されている。近年,可視光で駆動する光触媒の開発が進み,今後は屋内向け光触媒市場の成長が見込まれている。有機物質に対する分解能 […] 2015年12月02日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第4回 著者:長岡技術科学大学 西川雅美
レーザスキャナ計測による作物の生育診断方法 1. はじめに コメに対して社会は,高品質,低価格,安全安心を求めており,コメ生産現場では,高品質化に向けて栽培管理の基礎情報として,イネの草丈,茎数,葉色(生育量)を定期的に調査している。この調査(慣行測定)では,ひと […] 2015年11月04日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第3回 著者:長岡技術科学大学 高橋一義
複合化セラミックスシンチレーターのX線高空間分解能イメージングへの応用 1. はじめに X線自由電子レーザー(XFEL)・大型放射光施設の利用実験では,X線の回折・散乱像を広範囲に取得する実験が多く,このデータの取得にX線イメージング検出器が主なツールとして用いられる。検出器としての基本性能 […] 2015年09月07日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第2回 著者:(公財)高輝度光科学研究センター,国立研究開発法人理化学研究所 亀島 敬
ガラス中での金属球のレーザマニピュレーションと軌跡への微粒子の析出 1. はじめに ガラスは金属イオンや金属ナノ粒子をドープすることで色や性質を変化させることができ,様々に利用されている。一般的にはガラス製造時に金属を混入することで,全体を変化させる。このような全体的なドープではなく選択 […] 2015年08月03日 若手研究者の挑戦 ,連載シリーズ 若手研究者の挑戦 第1回 著者:千葉大学 比田井洋史