衛星から地上への光ダウンリンクで200Gb/sの伝送速度が達成されたとのことです(IEEE Spectrum, 2023/06/01)。地表から約530キロメートルの軌道を回るTeraByte InfraRed Delivery(TBIRD)システムが用いられました。
TBIRDは,通常のティッシュボックス程度の大きさで,NASAのパスファインダー技術実証衛星3号(PTD-3)に搭載されています。PTD-3衛星は,重さ約12キロのCubeSatで,SpaceXのTransporter-5により,昨年5月に軌道投入されました。現用されている衛星-地上間のマイクロ波回線は,詳しいスペックを確認できていないのですが。多分,数100Mb/sのリンクを数本,1衛星当たり全部で数Gb/s程度の通信容量と推察されます。
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