ウクライナの惨状は目を覆うばかりです。侵略戦争が一刻も早く終結することを切に望みます。が,報道では,この状況はまだしばらく続く,との観測がもっぱらです。局面が更にこじれ,ミサイルが世界各地を飛び交う事態は,是非避けてもらいたいと思います。
中国,ミャンマーなど,他の強権国家や紛争地域の動向も気になるところです。一方,コロナウイルスの猛威は,なかなか収まりそうにありません。我が国では,第7波が始まったかも,と指摘される地域も出始めています。感染再拡大にどのように対処するか,の議論が活発になりつつあります。感染対策と社会経済活動との両立が,これまで以上に重要課題となっています。
昨年出版された,カズオ・イシグロの「クララとお日さま,Klara and the Sun」関連の話題をしばしば目にします。コロナパンデミックや,ウクライナ戦争は,執筆された時期に,当然念頭にはなかったと思いますが,社会の分断やDXの流れが進む中での近未来社会が語られていて,良く練られ,構成され示唆に富んだ小説だと思います。
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