気象観測にもっと光技術を

8月末辺りから,コロナウイルスの第2波は次第に収まりつつあるように思われます。このまま静かに収束すれば良いのですが,新たに第3波が来るのかどうか,来るとすればいつ頃になるのか,インフルエンザとはどのように関連するのか,とかいろいろ不明なことだらけです。

兎に角,伝染を避けるために互いに離れていたいフィジカルディスタンスと,活発な社会活動を復活させるために出来るだけ近くしたいソシアルディスタンス,相反する二つのディスタンス,バランスは難しく,試行錯誤が続くことでしょう。

にしても,今年は天候までもが例年とはかなり違っている印象です。7月の長雨,8月の猛暑,その後の強烈な台風。ニュースなどでも,これまで経験したことのない,との表現が多用されています。太平洋の表層水温はまだかなり高いそうですし,インド洋のバイポーラ,フィリピン沖のラニーニャとかで,今度の冬は逆に寒めかも知れないとも書いてありました。大気中の炭酸ガス濃度は増え続け,地球の温暖化傾向はもはや紛れもない事実です。が,他方で,太陽活動の低下などから寒冷化が近いとの主張もしばしば耳にします。この1~2年,太陽表面に黒点がほとんど現れないので,400年ほど前に30年間も黒点数ほぼ0の続いたマウンダー極小期(テームズ川が凍るなど,非常に寒かった)の再来かも知れない,とも書かれています。

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