50年ほど前に,アルビン・トフラーは情報化社会の到来を予言しました。「第3の波」の出版は丁度40年前。その中で,小氷期の終了(1万年ほど前)と共に農業革命が起こり,200年ほど前には蒸気機関の開発・普及などに伴って産業革命が広がり,そしてこれからの社会には第3の波,情報革命の波,が押し寄せる,と唱えました。
これによって生じると予言された様々な変革の一つに,「情報革命によって,人々は,時間的・空間的拘束から解放される」があります。人々は,学校や工場,職場など,決められた時間,決められた場所に集まって,勉強したり作業したりする必要がなくなる(あるいは,必要が小さくなる)ということです。
今回のコロナ禍を契機に,非常に遅ればせながら,時間的・空間的拘束からの解放(の感触)を,実体験されておられる方も多いのではないかと思います。
ただ,新聞などを見ていると,日本の学校のデジタル対応は世界から20年近く遅れている,とのことで,授業中のデジタル機器の利活用は,この10年来,OECD加盟国の中で最低水準だそうです。
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