2020年になりました。令和2年,21世紀に入って既に19年が経過しました。この間,我が国の少子化・高齢化は着実に進行し,人口は,2004年のピーク時(127,840千人,高齢化率;19.6%)に比べると,160万人ほど減少して,2019年6月現在,126,252千人(高齢化率;28.3%)とのことです。
一方,近年,GDPはほとんど変化せず,1995年以来,5兆ドル(4~6兆ドル)の辺りでふらふらしています。ちなみにその間に,米国は2倍以上に成長し20兆ドル,中国は17~18倍の急成長により13兆ドルに達しています。
また,一人当たりGDPの世界比較でも,我が国の落ち込みは酷い(1990年の世界で17番目から,2018年の31番目),と報告しました(本稿,2019年7月号)。一人当たりGDPの国別経年変化を見ていると,天然資源に乏しい比較的小規模な国でも,教育・研究費への政府予算配分比率が高いところでは,経済発展の著しい事が分かっています。
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