半年ほど前ですが,オンラインショッピングサイト・ゾゾタウンから,一面に水玉模様のちりばめられた採寸ボディースーツが出され,話題になりました。それを着てスマホの前で360°回りながら(10°おきに)撮影すると,画像からすぐに体型が計算され,そのデータをもとにぴったりフィットするシャツとパンツを送ってくれる,と云うサービスが始まっています。
光学的な形状計測技術が急速に広がりつつあるようです。複数のテレビカメラとキャリブレーション用スケールを使って様々な物体の空間的な位置座標を計算するシステムや,ドローンを使って上空を移動しながら地形を撮影し,土木・建設作業用の座標データを取得して,それをもとに土木機械などを制御する技術,自動運転車などに用いられるLiDARや画像処理の進歩,医療現場で既に広く使用されているCTやPET,MRIなどを含め,10年も前には考えにくかった3D計測技術の発達です。
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