記憶の書き換えは,シュワルツネッガー主演の映画「トータルリコール」や,士郎正宗のコミック「攻殻機動隊」などで主要テーマでした。人体を構成する分子や原子は常に新陳代謝して,数年で全て置き換わってしまうのだそうですが,記憶は徐々に蓄積され,朝起きても昨日の自分を引き継いで自分を続けることが出来ます。何10年か前の自分を思い出してみても,今の自分といろいろ違う所があるとは云え(たとえ今は髪の毛が薄くなりお腹がたるんできていても)一つながりの同じ自分であることには疑いを持ちません。記憶と人格は密接に関係していて,大きく書き換えられてしまうと別人格の人間になってしまうでしょう。
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