テニスのトッププロの試合では,打ち合いのストロークの速度が時速100 Kmを軽く超え,サーブに至っては時速200 Kmを超える速度で放たれる。そんな打球がライン付近でバウンドすると,訓練されたラインズマンでさえもセーフなのかアウトなのか,判定を間違えて揉め事になることがある。
ちなみに,時速200 Kmというと秒速55.5 m。テニスのラインの幅がベースラインでは7 ~ 8 cmだから,そこを通り過ぎるボールを見極めるためには100分の15秒くらいの短時間での見極めが必要だ。普段見ているテレビの1コマの時間は30分の1秒だから,普通のテレビカメラではとても追えないスピードなのだ。
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