豆電球といえば,小学校の頃に持っていた実験キットを必ず思い出す。理科の教材だったか「学研の科学」の付録だったか,よくは覚えていないのだけれど,よくある「電池と豆電球の実験」の少し洒落たやつ,という感じである。
平べったいプラスチックの箱の中で電池と豆電球をつなぎ,箱のスイッチを押すと豆電球が光るという実にシンプルな構造だ。豆電球の光は箱の両面の窓から外に放射されるようになっていて,それぞれの窓は赤と青のセロハンでできていて,片方の窓からは赤,反対側の窓からは青の光が放射される仕組みだ。
自分で配線(ただつなぐだけ)をし,電池を入れてスイッチを押すと赤や青の窓がピカリと光るのを見て,最初は嬉しかったけれども,窓が青や赤に点滅するだけの仕掛けはあまりにも地味で,僕はすぐに飽きてしまった。
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