-現在決まっているプログラムを教えてください。
プレナリー講演ではデータストレージ,光サイエンス,ナノフォトニクス,シリコンフォトニクス,光通信デバイスの各分野より,5名の先生に登壇をお願いしています。まず,今年日本人として初めてOPTICA(旧OSA)の会長に就任された河田聡先生(大阪大学名誉教授)が講演されます。
また,次期会長となる方でシリコンフォトニクスで著名なコロンビア大学のMichal Lipson先生も登壇されます。光通信分野としてはNubis CommunicationsのPeter Winzer氏が,さらにオプティカルサイエンスの方で,光マニュピレーションやバイオイメージングをやられているセントアンドリュース大学のKishan Dholakia先生も講演を予定しています。ISOMからはオプティカルデータストレージの研究に取り組まれているシンガポール工科大学のChong Tos Chong先生の講演が予定されています。
会期中はワークショップをナイトセッションで行なうことも予定しています。オンラインとのハイブリッド形式で,4つのワークショップが企画されています。一つ目は『アフター/ウイズ コロナにフォトニクスが果たす役割』,二つ目は『脱炭素社会に貢献するフォトニクス技術』,三つ目は『量子時代におけるフォトニクス』,四つ目は『モビリティ社会での先進フォトニクス技術』です。
これらのセッションは10年後の未来を予測し,ちょっと凝った趣向で企画を組んでいただいていますので,こちらもお見逃しなくお願いします。
-今後のスケジュールと開催への期待についてお聞かせください。
論文投稿の締め切り日を当初の2月11日(金)から3月4日(金)に延長しました。新型コロナウイルスの影響もあり,海外からの投稿が伸び悩んでいるところですが,ぜひとも関係者皆様からの投稿をお待ちしています。
その後は3月中にプログラム委員会を開催し,詳細なプログラムを決定させ,講演者にアナウンスを進めます。今回ソーシャルディスタンスを考慮したセッション数になる予定ですが,会期の中日には札幌パークホテルでバンケットも計画しています。
とにもかくにも応用物理学会,レーザー学会,日本光学会などといった日本の光関係学会と垣根を超えて連携し,総力を挙げてオールジャパンで運営していきます。ぜひ,現地の会場で熱い議論を交わしましょう!