次世代灯台への採用が射程に入ったCOB光源─海上保安試験研究センターで進む開発

◆品野 馨(シナノ カオル)
海上保安庁 総務部 海上保安試験研究センター 航行援助技術課長

2昭和55年4月 海上保安庁入庁
主な勤務経歴等
第一管区海上保安本部計画運用課/第三管区海上保安本部光波標識課,計画運用課/第四管区海上保安本部計画運用課/海上保安庁電波標識課,整備課,海上保安試験研究センター
航路標識技術移転としてインドネシア短期専門家派遣,日本最大の浮体式灯標設置による本部長表彰ほか

前回のインタビューでは灯台の歴史とそこに寄与してきた光技術について聞いたが,灯台のLED化を進める中でCOB(Chip On Board)が,有力な候補として注目されていることをお伝えした。

その試作機を見せてもらうため,早速,研究開発が行なわれている海上保安試験研究センターを訪れ,施設を見学させて頂くと共に,灯台のLED化の進捗を中心に航行援助技術課長の品野氏に話を伺った。

今回,非常に興味深かったのが,灯台の光源をLED化する中で,灯器を回転させる新たな機構も並行して研究が進んでいることだ。光源の世界では水銀を排する動きがLEDへの代替を推し進めているが,灯台では少し異なる事情があるというのだ。

「あって当たり前,無くなれば困る存在であり続ける」という灯台。これからも光技術と歩み続けるであろう,その開発現場の一端をご覧頂きたい。

この続きをお読みになりたい方は
読者の方はログインしてください。読者でない方はこちらのフォームから登録を行ってください。

ログインフォーム
 ログイン状態を保持する  

    新規読者登録フォーム

    関連記事

    • バッテリーフリーが当たり前の時代へ ― 光無線給電の有効性

      電力供給ラインを無線化するとバッテリー、給電ケーブル、コンセントが不要になる、既成概念を覆し新しい世界を作る可能性を秘めた光無線給電が注目を集めている。その普及と実現化に向けて研究している宮本氏に話を聞いた。 -光無線給…

      2025.10.16
    • 注目のパワーレーザー―日本の戦略と研究開発の行方

      大阪大学レーザー科学研究所でパワーレーザー研究を先導する兒玉了祐先生に,その定義や技術の進展,国家戦略から若手へのメッセージまで幅広く語っていただいた。現在、パワーレーザーは核融合や宇宙,材料開発など,社会課題の解決に直…

      2025.10.16
    • レーザー核融合の半世紀-浜松ホトニクスが描く「10kJ・10Hz」へのロードマップ

      1970年代のストリークカメラ開発から始まった同社のレーザー核融合との縁。大阪大学レーザー科学研究所との共同研究,200–300J級・10Hz動作を実証した近年の進展,そして2028年~2040年を見据えたロードマップま…

      2025.10.16
    • レーザーを使いこなし,品質保証に繋げる加工プロセス開発が重要

      ◆白井秀彰(シライ ヒデアキ) ㈱デンソー 先進プロセス研究部 機能創成研究2室 担当次長/工学博士(大阪大学) 【経歴】1969年生まれ。日本電装㈱(現 ㈱デンソー)入社後,生産技術開発部門に配属し,一貫して接合分野に…

      2024.08.12
    • 光プラスαの技術で水中ビジネスを加速させる!

      光・レーザー関連機器開発を手掛けるトリマティスが2024年に設立20周年を迎えた。 代表を務めているのは島田雄史氏だが,2004年に島田氏を含む3名で起業したのが始まりだったという。会社名はその3を意味するtriと光の三…

      2024.03.12

    新着ニュース

    人気記事

    編集部おすすめ

    • オプトキャリア