結像と光学系(Ⅰ)

1. 座標系

平面あるいは空間上の点の位置を示すために,座標系が必要となる。平面上の点は2次元座標系,空間内の点は3次元座標系を用いる。

1.1 2次元座標系

図3.1 2次元直交座標系
図3.1 2次元直交座標系

1.1.1 直交座標系

我々にもっとも馴染みのある座標系は,直交座標系である。図3.1に示すように,直交する2本の直線からの距離によって位置を表す。直交する2直線を座標軸,座標軸の交点を原点と呼ぶ。一般に,横座標軸をx軸,縦座標軸をy軸と呼び,平面内の点をそれらの座標(x,y)で表す。

この続きをお読みになりたい方は
読者の方はログインしてください。読者でない方はこちらのフォームから登録を行ってください。

ログインフォーム
 ログイン状態を保持する  

    新規読者登録フォーム

    同じカテゴリの連載記事

    • 収差Ⅹ (株)オプト・イーカレッジ 河合 滋 2023年02月13日
    • 収差Ⅸ (株)オプト・イーカレッジ 河合 滋 2023年02月13日
    • 収差Ⅷ (株)オプト・イーカレッジ 河合 滋 2022年08月08日
    • 収差Ⅶ (株)オプト・イーカレッジ 河合 滋 2022年08月08日
    • 収差(Ⅵ) (株)オプト・イーカレッジ 河合 滋 2021年03月17日
    • 収差(Ⅴ) (株)オプト・イーカレッジ 河合 滋 2021年02月24日
    • 収差(Ⅳ) (株)オプト・イーカレッジ 河合 滋 2021年02月19日
    • 収差(Ⅲ) (株)オプト・イーカレッジ 河合 滋 2021年02月15日