設計特論1—画面サイズ—

5. 光学設計特論

レンズ設計には長い歴史がある。過去の様々な構成データ集は光学設計者にとって宝物である。固有名詞の付いた歴史に残る名レンズもある。設計者の間では良いレンズは光路図や断面図も美しいと言われる。望遠鏡,カメラ,顕微鏡の歴史については個別に優れた解説があるので別の本や文献に委ねることにする1~4)

本章では光工学で扱うスポット的なトピックスを取り上げる。単純なデータ紹介になる箇所もあるが実際の設計に当たって重要な数値である。

5.1 画面サイズ

光学設計には色々なパラメータがある。波長については最初の章で紹介したが,実際の装置化では既存システムの数値を知りたい場合にしばしば遭遇する。本章では先ず画面サイズを見てみる。

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