
英Luxinarは,英国本社にウルトラショートパルス(USP)レーザー用のスマートアプリケーションラボを設置したと発表した(ニュースリリース)。
このアプリケーションラボはカメラを設置しており,レーザー加工試験の様子をマクロ・ミクロのレベルで撮影・ライブ配信できるようにしている。
Microsoft Teamsを活用し,顧客はエンジニアと直接やり取りしながら,レーザー加工の様子を映像と音声で確認できる。顧客はその場でフィードバックを伝えることができ,必要に応じてプロセスを変更し,再実施することも可能。
カメラはラボ全体やオペレーターの様子,加工中のワークピースのクローズアップまで撮影。さらに,同じラボに設置された顕微鏡を使い,加工結果をテスト段階ごとに詳細に確認できる。希望があれば,全工程やディスカッションを録画し後日共有することもできるという。
このサービスにより,顧客はLuxinarのアプリケーション専門家に直接アクセスできるほか,プロセスをリアルタイムで繰り返し調整できる。また,サンプルの迅速な納品やコスト削減にも繋がるとしている。
このラボは,同社の3つのコンピテンスセンターのひとつに位置づけられている。英国本社および製造拠点に加え,英国内2カ所の設備・レーザーを活用し,幅広い材料への対応を迅速に行なう。測定機器には,実体顕微鏡や光学顕微鏡,SEM(EDX機能付き),FTIR/ATR分光器などがあるとしている。