【interOpto2024】紫光技研,発光面光源を用いた海中防藻装置を初出展

光技術総合展示会「interOpto-光とレーザーの科学技術フェア」で,紫光技研【紫外線フェア No. A-39】は,海水透過性が良く植物プランクトン等の海中微生物吸収波長帯を含む275nmブロード発光面光源を用いた,耐水圧容器入りのUVC照射装置を展示する。

独自技術のプラズマ方式の水銀フリー深紫外線面光源UV-SHiPLA(UVシプラ)技術を採用。光源部のサイズは8㎝×8㎝。高い防藻効果がありながら,間欠照射で低消費電力であり,バッテリーやソーラーパネルで動作可能。また,点灯制御タイマー,海中ケーブル,バッテリーBOXといったセットも用意する。

この装置は,センサーや海中カメラなど海中で使用中に藻が付着すると動作できないものに紫外線を当てて藻の不着を防ぐ。例えば養殖施設では,生け簀の中のセンサーに藻が付かないように利用されている。実際に海洋研究開発機構(JAMSTEC)では,海水中で観測を行なっており,沈めたセンサーに藻の付着を防ぐために,この製品を使用しているという。

同社のプラズマ発光デバイスは,薄型・軽量・瞬時発光制御・曲面発光・面発光・長寿命・高出力・ブロードバンドという特長があるとしている。

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