光・レーザー関西(OPK2024 7月17日,18日 マイドームおおさか)にてトリマティス(ブースNo.O-55)は,水中LiDARおよびその構成コンポーネントを展示している。
同社の水中LiDARは,RGB3色(465nm,525nm,640nm)のレーザーを用いるのが特長。通常,水中では赤色のレーザーは水の吸収が大きいため,青色や緑色のレーザーを使うのが一般的だが,同社では水中の状況によっては赤色のレーザーの方が適している場合があることを発見し,3色を搭載することにした。
さらに,カメラを搭載することで,LiDARの取得画像に色情報を融合し,よりリッチな情報を得ることができるという。主な仕様は,測定距離1~10m(条件による),測定ポイント数1,200,000点/秒,フレームレート20fpsとなっている。レーザー走査はMEMSミラーによる。
同社はLiDARの主要コンポーネントである,パルス幅可変レーザードライバやパルスレシーバーなども販売しており,LiDARの開発を迅速に行ないたいメーカーなどに納入しているという。パルス幅は固定タイプの他,PCによってパルス幅,繰り返し周波数,駆動電流などを制御できるタイプもラインナップしている。