エドモンド・オプティクス・ジャパンは,「UAV シリーズ 固定焦点レンズ」が2024年Vision Systems Design(VSD)Innovatorsアワードの銀賞を受賞したことを発表した(ニュースリリース)。
このシリーズは,広い温度範囲に対応するためにアサーマル化が施され,衝撃や振動に耐える性能を維持するために堅牢化されており,ドローンによるマッピングや測量,空撮,写真測量の用途に最適だとしている。
通常,レンズは高解像度に対応するにはサイズ,重量,複雑さを増す必要があるが,このシリーズはコンパクトなサイズを維持しながら,2.74μmピクセルサイズのセンサーで最大24.4メガピクセルの解像度を実現している。
製品は,第4世代ソニー「Pregius 1.2 型 IMX530/IMX540センサー」のような,新しい高解像度イメージセンサー向けに調整されている。ロック機構付きのピント調整リングと絞りリングは,使用中の不要な調整を防ぐ。移動するロボットは,工場の床の上よりも遠くの対象物を見ることが多いため,このレンズは長い作動距離にも最適化されている。
またレンズアッセンブリを通して,迷光を最小化するために細心の注意が払われている。これは,ロボティクス環境では,工場の床の上よりもはるかに制御が行き届かないため重要となる。
このシリーズの24.4メガピクセルの解像度に匹敵する他の入手可能なレンズは,はるかに大きく重いため,モバイル用途には実用的ではないという。焦点距離は16mm,25mm,35mm。最短で当日出荷も可能だとしている。