東京都港湾局と東芝エネルギーシステムズは,「次世代型ソーラーセルの有効性検証事業に関する協定書」を締結し,8月28日より,臨海副都心において次世代型ソーラーセルの室内環境における有効性の検証事業を開始する(ニュースリリース)
東京都港湾局は,事業者や研究機関と連携し,臨海副都心において先駆的な脱炭素化に取り組んでいる。この事業では,オフィスビル内などでの活用を見据え,室内環境等における発電継続性や耐久性を検証する。
検証に使うペロブスカイト太陽電池によるフィルム型モジュールの次世代型ソーラーセルは,東芝グループが開発した技術を使用する。発電効率16.6%と,プラスチック基板上に形成される受光部サイズ400cm2以上のフィルム型モジュールの次世代型ソーラーセルにおいて,世界最高水準の発電効率を実現しているという。
検証事業は,フィルム型モジュールの次世代型ソーラーセルを建物内に曲面設置し,室内環境等(LED照明等)での発電継続性や耐久性の確認を行なう。東京都港湾局は,企画・調整,都有地の提供,事業の発信等を行ない,東芝エネルギーシステムズは,有効性の検証,データ収集,分析及び評価等を行なう。
実施場所は,東京都江東区青海二丁目5番地内臨海副都心青海地区(都有地C2区画内の建物内),期間は令和6年8月28日から令和9年3月31日までとなっている。