光産業創成大学院大学は,光技術を応用した新ビジネス創出に取り組む意欲的な人材を発掘するため,独創的な事業計画を表彰するビジネスコンテスト「Photonics Challenge(フォトニクス チャレンジ)2025」を開催する(プレスリリース)。
同学は2005年4月に開学した大学院大学で,光技術を応用した新産業創出を目指す人材を育成するため,技術開発や事業開拓を目指す学生に光技術や経営に関する専門的知見を提供している。
光技術を応用した新ビジネス創出に取り組む意欲的な人材を発掘するため,2019年度よりベンチャーや中小企業を対象としたビジネスコンテストを開催し,これまでにその受賞者の中から数社が各種機関からの事業支援を受けている。
このコンテストは「浜松光宣言」で示されている,これからの光応用産業発展の主役であるベンチャーや中小企業が活発に活動できる環境をつくる,という理念が込められた「光の尖端都市 HAMAMATSU」の実現につなげるためのもので,今回は6回目の開催となる。
募集した事業計画を基に書類選考を行なった後,プレゼンテーションによる最終審査会を実施する。書類選考通過者には,最終審査会当日に向け同学教員が事業計画作成を支援するメンタリングを行なう。
また,最終審査会にオブザーバーとして大手製造業や金融機関,投資会社の担当者を招き,将来の事業提携や支援につながる機会を提供する。さらに,コンテスト終了後も同学が中心となり継続的に事業計画の実現を支援していくという。
最終審査会では,最優秀ビジネス賞に100万円,最優秀チャレンジ賞に80万円,静岡中小企業優秀賞に賞金30万円を贈呈するとともに,同学に入学を希望する受賞者の入学金を免除する。また,オブザーバー賞に30万円の賞金を贈呈する。
今回,起業は未定でも熱いビジョンとビジネスアイデアを持った学生などの個人を対象とする最優秀アイデア賞を新設し,賞金20万円を贈る。