古河電工,C/L帯の帯域拡張に向けNICTプロに採択

古河電気工業は,情報通信研究機構(NICT)が公募した「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」令和6年度社会実装・海外展開志向型戦略的プログラムの「研究開発プロジェクト①:超高速・大容量ネットワークを実現する帯域拡張光ノード技術に関する研究開発プロジェクト」に採択されたと発表した(ニュースリリース)。

Beyond 5G(6G)への移行やクラウド化推進によりデータ量が増加し,基幹網やデータセンタをつなぐ光ネットワークの増強が必要不可欠となることから,グローバル光伝送システム市場には今後も成長が期待される。

その成長を牽引するハイエンドの光伝送システム市場においては,今後従来の400G級からオールフォトニクス・ネットワーク(APN)の実現,1.6Tb/s級システムの光伝送システムの立ち上がり,C/L帯からS帯伝送などの帯域拡張が予想され,それに用いられる光コンポーネントの開発・実用化が必要となる。

今回公募された「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」令和6年度社会実装・海外展開志向型戦略的プログラムの「研究開発プロジェクト①:超高速・大容量ネットワークを実現する帯域拡張光ノード技術に関する研究開発プロジェクト」では,容量光波長チャネルの到達範囲を拡大させることを目的として,光送受信機および波長多重ノードの帯域拡張を実現する帯域拡張光伝送システムと当該システムに必要なキーデバイスを開発し,Beyond 5G時代を支える帯域拡張光伝送システム早期実用化とそのサプライチェーン確立に寄与することを求められている。

同社はコア技術のひとつであるフォトニクス関連の知見を活かし,1.6Tb/s伝送および現在適用されているC/L帯からの帯域拡張に向けて,高速伝送用波長可変光源と帯域拡張ラマン励起光源,帯域拡張光増幅器の開発を行なう。なお,このプロジェクトの期間は原則4年間(2027年度まで)となっている。

キーワード:

関連記事

  • 1FINITY、インドに子会社を設立

    1FINITYは、インド ベンガルール市に完全子会社となる 1Finity Indiaを2026年7月1日に設立したと発表した(ニュースリリース)。 同社はこれまで、ソフトウェア開発、カスタマーサポート、マーケティングな…

    2026.07.07
  • 京大、6G向けサブテラヘルツ波で走行車両に1.7Gbit/s伝送

    京都大学の研究グループは、サブテラヘルツ帯を用いた車両通信システムにおいて、実走行車両に対する高速大容量伝送に成功した(ニュースリリース)。 研究グループは、100GHz帯のサブテラヘルツ波を用い、交差点から約300mに…

    2026.07.06
  • ドコモなど5社、AIで6G周波数を最適制御 総務省の電波資源拡大事業に採択

    総務省は、2026年度から新たに実施する「電波資源拡大のための研究開発」の提案公募において、NTTドコモ、NEC、1Finity、NTT、富士通の5社が共同で提案した「周波数帯の横断的活用を実現する移動通信ネットワークの…

    2026.06.30
  • 東ソー、AIデータセンター向けプラスチック光ファイバを工業化

    東ソーは、共同研究先の慶應義塾大学と連携して提案した「プラスチック光ファイバの大容量化・高密度化技術に関する研究開発プロジェクト」が、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の「革新的情報通信技術(Beyond 5G…

    2026.06.04
  • NTT、通信用DSPチップに光ネットワーク全長の常時監視機能を搭載

    NTTは、光ネットワークの受信端に設置する小型光トランシーバだけで、通信しながら光ネットワーク全長の状態を可視化する機能を、世界で初めて通信用デジタル信号処理チップに搭載したと発表した。専用測定器を使わずに光ネットワーク…

    2026.05.26

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア