東京インスツルメンツ,染色体分析システムを発売

東京インスツルメンツは,米Applied Spectral Imagingのデジタル染色体分析システム「HiBand」のAI解析実装タイプを販売することを発表した(製品ページ)。

「HiBand」は,デジタル染色体分析のための最先端のシステム。コンピューターを利用した計数,索引付け,核型分析,および自動無人スキャンが特長で,ラボの生産性を大幅に向上させ,細胞遺伝学ラボに対する診断の信頼性を高めるという。新たに発売されるAI解析実装タイプでは,さらに明確かつスピーディに解析できるとしている。


このスキャンシステムは最大99枚搭載可能なシステムと9枚搭載可能なシステムの2種類があるとし,サンプル数が少ないユーザー向けにはマニュアルシステムの用意もあるという。この製品は,G-band,Q-band,R-bandに対応している。

この製品の主な特長は以下のとおり。
・自動メタフェーズ検出
・高解像度画像取得
・スタート&ウォークアウェイ
・正確な核型分析のための強力なアルゴリズム
・優れた画質
・染色体の迅速かつ容易な分離
・統合患者データベースとLIS接続
・高度なレポート作成ツール
・リモートアクセス

この製品の主な用途は以下のとおり。
・ヒト染色体のカリオタイピング
・マウス,ラット染色体のカリオタイピング(オプション)
・その他の染色体のカリオタイピング

その他関連ニュース

  • 阪大ら,凍結生体の分子を高感度観察する顕微鏡開発 2024年12月12日
  • 農工大,光学顕微鏡で非接触に高分子濃度の分布測定 2024年12月12日
  • 名大,AIで究極のX線レンズを作製する方法を開発 2024年12月02日
  • 理科大,太陽電池ベースの光電子シナプス素子を開発 2024年11月29日
  • 日立ハイテクら,高分解能Laser-PEEMを半導体応用
    日立ハイテクら,高分解能Laser-PEEMを半導体応用 2024年11月12日
  • 京セラ,極小物体の距離を計測可能なAI測距カメラ 2024年11月11日
  • ビジュアルサーボ,複眼カメラとAIで空間計測を実証 2024年10月18日
  • 宮崎大,光顕用パラフィン切片で電顕解析を可能に 2024年10月11日