東京インスツルメンツは,米Applied Spectral Imagingのデジタル染色体分析システム「HiBand」のAI解析実装タイプを販売することを発表した(製品ページ)。
「HiBand」は,デジタル染色体分析のための最先端のシステム。コンピューターを利用した計数,索引付け,核型分析,および自動無人スキャンが特長で,ラボの生産性を大幅に向上させ,細胞遺伝学ラボに対する診断の信頼性を高めるという。新たに発売されるAI解析実装タイプでは,さらに明確かつスピーディに解析できるとしている。
このスキャンシステムは最大99枚搭載可能なシステムと9枚搭載可能なシステムの2種類があるとし,サンプル数が少ないユーザー向けにはマニュアルシステムの用意もあるという。この製品は,G-band,Q-band,R-bandに対応している。
この製品の主な特長は以下のとおり。
・自動メタフェーズ検出
・高解像度画像取得
・スタート&ウォークアウェイ
・正確な核型分析のための強力なアルゴリズム
・優れた画質
・染色体の迅速かつ容易な分離
・統合患者データベースとLIS接続
・高度なレポート作成ツール
・リモートアクセス
この製品の主な用途は以下のとおり。
・ヒト染色体のカリオタイピング
・マウス,ラット染色体のカリオタイピング(オプション)
・その他の染色体のカリオタイピング