ジネンコロキウム事務局は,一般財団法人ドレスト光子研究起点と共催で2023年11月12日(日)に日亜化学工業横浜技術センターにおいて,ジネンコロキウム#8「圏論という世界観-圏論で音楽は語れるか―」を開催する。開始時間は14時30分からで,当日はドレスト光子研究起点が主宰する第1回オフシェル科学大賞の授賞式も14時から行なわれる予定。
ジネンコロキウムは,身の回りの森羅万象,社会,アートなど,ありとあらゆるものを科学と文化の接点から自由に語り合うという活動で,毎回,サイエンティスト,アーティスト,社会科学者などの異分野の組み合わせでの対談,及びに会場とフリートークを行なっている。
ドレスト光子研究起点はオフシェル科学の基礎研究を行なう研究機関で,研究振興のため上記のオフシェル科学大賞の募集,研究助成などの事業も行なっている。オフシェル科学とは光と物質との相互作用などに関わる量子場とその関連現象を扱う分野で,発展の著しいこの科学は古くからある伝統的なオンシェル科学とは補完的であることから,未踏の問題が立ちはだかっている。
今回のジネンコロキウムは,数理物理学者の西郷甲矢人氏(長浜バイオ大学・教授),素数や分子を音楽にするという活動を行なっている作曲家・ソニフィケーションアーティストの田中文久氏のコラボで,最近,物理だけではなく,社会科学やアートなどの領域でも注目されている圏論という考え方と音楽の関わり,創作活動への可能性について,参加者と共に議論も行なう。
西郷氏は,圏論によるドレスト光子の探求の業績により「第1回オフシェル科学大賞」を受賞した。オフシェル科学大賞はドレスト光子研究起点によって設立され,第1回はこれらの未踏の問題を提起した研究者を表彰する。
なお,ジネンコロキウムへの参加はQRコードより申し込みできる。
■ジネンコロキウム
会期:2023年11月12日(日)14:30~
会場:日亜化学工業・横浜技術センター2号館
参加費:ジネンコロキウム会員:1000円,
ドレスト光子研究拠点会員:1000円
一般:3000円,学生:無料