レーザーテック,高輝度EUVプラズマ光源を開発

レーザーテックは,高輝度EUVプラズマ光源「URASHIMA」を新たに開発したと発表した(ニュースリリース)。

同社では,2019年に世界初となるアクティニックEUVパターンマスク欠陥検査装置「ACTIS A150」をリリースしている。

この製品は先端半導体デバイス用のマスク製造プロセスやマスク運用において既に不可欠な装置として,世界中のマスクショップやウェハファブへの導入が進んでいるという。

新製品の光源は,高速回転する液体状のSnにレーザーを照射してEUV光を発生させるLPP方式を採用した。ACTISの光学系に最適化した設計によってペリクルへの入熱を最小限に抑えることで,ペリクルの劣化を防止しながらペリクル付きマスクの高輝度照明による高感度検査を可能にしたとする。

Snを使ったEUV光源では,デブリの抑制が重要な課題のひとつ。この製品では,同社が独自に開発したデブリミチゲーションシステムを用いることで,マスクがデブリで汚染されることのないデブリフリーのEUV光源を実現した。さらに照明光学系のコンタミネーションも抑制し,従来を上回る生産性を実現しているという。

同社は今後,アクティニックEUVパターンマスク欠陥検査装置「ACTIS シリーズ」にこの光源の適用を進め,さらなる性能向上に努めていくとしている。

キーワード:

関連記事

  • 理研など、次世代2µm固体レーザー向け高効率EUV光発生法を実証

    理化学研究所(理研)や宇都宮大学などの国際共同研究グループは、次世代の先端半導体製造に期待される「2µm固体レーザー」を用いた極端紫外(EUV)光の発生において、複数のレーザーを同時照射する「マルチレーザー照射法」の有効…

    2026.08.27
  • 九大など、イオン航跡場加速を実証 陽子を60MeVまで加速に成功

    九州大学、量子科学技術研究開発機構(QST)、大阪大学の研究グループは、高強度レーザーをフォーム標的に照射し、レーザーとともに進むプラズマの波の速度を制御することで、陽子を波に乗せて最大60MeVまで加速することに成功し…

    2026.08.14
  • ファイバーラボ、OバンドからC・Lバンドまで対応する光源製品を紹介【光・レーザー関西2026】

    ファイバーラボは、Oバンド光ファイバーアンプやC・Lバンド広帯域ASE光源をはじめ、光通信機器の評価や研究開発に用いる光源・光ファイバー関連製品の展示されていた。 同社は、KDD研究所(現・KDDI総合研究所)におけるフ…

    2026.07.15
  • 【独自】QDレーザ、網膜投影の特許権の一部をTDKへ移転 次世代光学エンジンがXR市場のデファクトスタンダードを狙う

    QDレーザとTDKは、網膜投影技術を用いたXRグラス向け次世代RGB光源モジュールおよび光学エンジンの共同開発において、強固なパートナーシップを構築した。今回の事業協力契約は、単なる共同開発に留まらず、QDレーザが保有す…

    2026.07.03
  • 植物と光の関係、光合成から次世代植物工場へ

    5月4日は「みどりの日」ー自然に親しみ、その恩恵に感謝する日として、植物や環境について考える機会でもある。植物の成長を支えているものの一つが「光」である。太陽光を受けた植物は、光合成によって二酸化炭素と水から糖やデンプン…

    2026.05.04

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア