SP,アト秒科学向け新技術を発表

米MKS Instrumentsは,非常に安定した超短パルス再生増幅器で,記録的な低CEPノイズを実現する最先端のキャリアエンベロープ(CEP)安定化機能を備えたSpectra-Physics「CEP6テクノロジー」を発表した(ニュースリリース)。

市場にて成功を収めているSpectra-Physics「SpitfireAce超短パルス再生増幅器」に使用する事で,「CEP6」は長時間の連続動作にわたって<100mrad(10ショット平均)および<300mradのシングルショットという前例のないCEP安定性を備えた>5mJ,<25fsパルスを実現しており,最先端のアト秒(10-18秒)科学および高調波発生アプリケーションに適しているという。

「CEP6」はf-to-2f干渉計を利用して,「Element2発振器」の出力オクターブスパンを通じてキャリア周波数を測定。従来のCEP安定化発振器が,生成されたエラー信号をプリズムへの機械的制御やポンプレーザー出力の調整を通して発振器にフィードバックする手法とは異なり,特許出願中の「CEP6フィードフォワードアプローチ」はこの要件を低減し,再生増幅器に拡張する技術で,これにより,システムは外部変動に対する感度が大幅に低下し,安定した低CEPノイズ動作を長時間実現する事ができるとしている。

この製品はスペクトラ・フィジックスが,日本国内にて販売する。

この製品の主な特長は以下のとおり。
・記録的な低CEPノイズ<100mrad(10ショット平均)(長時間の連続動作にわたって<300mradのシングルショット)
・CEPフィードフォワード技術
・<25fsパルス持続時間,>5mJエネルギー
・前例のない長期安定性

この製品の主なアプリケーションは以下のとおり。
・アト秒科学
・高調波発生
・時間分解分光法

キーワード:

関連記事

  • IPGフォトニクス、レーザー溶接の品質保証を支える「LDD」を提案

    IPGフォトニクスジャパンは2026年6月26日、愛知県安城市にある中部テクニカルセンターにおいてプライベートショー『Fiber Laser Days』を開催した。会場では、同社のファイバーレーザーを用いた加工デモに加え…

    2026.07.01
  • 浜ホト、NKT PhotonicsをHamamatsu Photonics A/Sに社名変更

    浜松ホトニクスは、同社子会社であるNKT Photonics A/Sの社名を、2026年6月25日付でHamamatsu Photonics A/Sに変更し、浜松ホトニクスグループにおけるレーザ&ファイバ事業ユニットとし…

    2026.06.30
  • 弘前大など、UAV LiDARで地すべりの地下構造を推定

    弘前大学は、ドローン搭載レーザー計測(UAV LiDAR)で取得した地表面データから、地すべりの地下にある「すべり面」の形状を推定する新たな技術を開発したと発表した(ニュースリリース)。 図 ドローン×3D解析による、す…

    2026.06.23
  • 【解説】IOWN AI ファンドが示す、AI時代のフォトニクス産業の広がり

    AIインフラの重心が、AIモデルを作るための大規模な設備から、完成したAIを現場に近い場所で動かす仕組みへ移りつつある。NTTなどが2026年6月10日付で発表した投資ファンド「IOWN AI Fund」(関連記事)が注…

    2026.06.23
  • 筑波大など、キラル高分子球体で「土星の輪」状レーザー発振を実証

    筑波大学、東京大学、東京科学大学、および科学技術振興機構(JST)の研究グループは、渦状の分子配向を持つキラル(鏡像を重ね合わせることができない構造)なπ共役高分子マイクロ球体において、土星の輪のような円環状のレーザー発…

    2026.06.19

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア