スタンレー電気は,約60億円を投じて,同社の強みである「光の独自技術」で社会課題解決に貢献する新しい価値を創出する力を強化するため,神奈川県横浜市にある「技術研究所」の再構築(建替え)を行なうと発表した(ニュースリリース)。
同社は,2023年度より「第Ⅷ期 中期3ヶ年経営計画」をスタートしており,経営計画のテーマの1つとして「光の独自技術で新市場開拓」を掲げている。特に悪天候時の運転の安全性向上や,赤外・紫外といった非可視光を用いた製品により,他社との差別化を図り,新市場の開拓を進めることを目指しているという。
今回,同社グループ最大の研究開発拠点である技術研究所を再構築することにより,光の独自技術として更なる光の効率の追求と,社会から求められているカーボンニュートラルに向けた研究開発を2つの大きなテーマとし,効率的で活発なコミュニケーションのもと,独自の視点・発想による新技術・新製品の創出を推進する。
また,設備・建物においても,CO2排出量削減に貢献するため,省エネルギー技術・環境配慮技術を導入していく。なお,同社は,経営目標達成のための戦略投資として2030年度までに約1,400億円(うち2025年度までに約800億円)を予定しており,この再構築にかかる投資もその一環だとしている。