東芝デバイス&ストレージは,ターンオン時間を同社既存製品から半減したS-VSON4Tパッケージのフォトリレー「TLP3476S」を製品化し,出荷を開始したと発表した(ニュースリリース)。
この製品は,赤外LEDの光出力向上と受光素子(フォトダイオードアレイ)の最適化設計により光結合効率を高めており,ターンオン時間を最大0.25msと高速化。同社既存製品「TLP3475S」と比べて50%短縮しているという。
また,パッケージは,小型のS-VSON4Tを採用し,厚みを同社既存製品「TLP3475S」のS-VSON4と比べて20%削減,最大1.4mmに低背化しており,複数基板を要する機器の小型化に貢献するとしている。
この製品は,多数のリレーを使用し,かつリレーの切替時間短縮が求められる半導体テスターのピンエレクトロニクスなどに適しているとする。
この製品の主な応用機器は以下のとおり。
・半導体テスター(高速メモリーテスター,高速ロジックテスターなど)
・プローブカード
・計測機器
この製品の主な特長は以下のとおり。
・小型S-VSON4Tパッケージ:1.45mm×2.0mm(typ.),t=1.4mm(max)
・高速ターンオン時間:tON=0.25ms(max)