アマダは2月3日,神奈川県伊勢原市の本社内に「Amada Global Innovation Center」(AGIC)をオープンした(ニュースリリース)。
これは金属加工における一層のユーザーニーズを追求するためのもので,新素材や新加工技術,オートメーション化と生産性向上に対応する同社最大規模(延床面積約30,000m2)のソリューションセンターとなる。コンセプトは「お客さまとともに金属加工の未来(あす)を共創する空間」。
この施設はユーザー専用のラボスペースである「Innovation LABO」,レーザー加工機を含め90機種を超える最新商品群のマシンとテクノロジーが体感できる「Innovation SITE」,同社のノウハウと最新IoTによる「Engineering FIELD」,さらには最先端のデジタル映像設備や情報機器による「未来のモノづくりを創造するエリア」などで構成されている。
「Innovation LABO」では顧客自らが,自社が抱える様々な課題をアマダの技術スタッフとともに加工検証し,その場で要求品質等を検証できる。同社ではAGICを国内外15か所にあるソリューションセンターとテクニカルセンターの中心的役割を担う機能として位置付け,日本発の金属加工技術の世界への発信を図る。
また,環境配慮型の建物としても全面刷新しており,省エネ化と太陽光発電の大規模設置等による再生エネルギーを活用することで,従来のソリューションセンターと比較してCO2発生量の半減を実現したとしている。