光学・フォトニクスの国際学会SPIEは,米サンフランシスコで開催した光学製品展示会および国際学会「Photonics West 2023」(1月28日~2月2日)において,最も評価の高い光学・フォトニクス新製品を表彰する「Prism Awards 2023」の授与式を行なった(ニュースリリース)。
同賞は,フォトニクスとフォトニクス応用産業の急速な成長軌道,最新動向,技術革新を反映するもの。今年の授賞式では,拡張現実や仮想現実(AR/VR/MR),センサー,レーザー,量子光学,生物光学といった分野を対象に,革新的かつ創造的なソリューションを実現した企業が表彰された。
今回,日本からは京セラSLDレーザーの「LaserLight LiFiシステム」がレーザー部門で受賞となった。なお,今回同賞の審査にあたり,SPIEには19カ国から76件の応募があったとしている。
受賞部門,受賞者,受賞製品は以下のとおり。
AR/VR/MR:オーストリアTriLite Technologies「Trixel 3」
生物医学:韓国Philophos「KUOS-O100」
カメラとイメージング:米Metalenz「PolarEyes」
レーザー:京セラSLDレーザー「LaserLight LiFiシステム」
量子光学:蘭QuiX Quantum「20-mode Quantum Photonic Processor」
センサー:米Ocean Insight「SpeedSorter」
ソフトウエア:スイスDotphoton「Jetraw」
試験と測定:独Precitec Optronik「Flying Spot Scanner(FSS 310)」