光技術展示会「光とレーザーの科学技術フェア2022」(11月9日(水)~11日(金),東京都立産業貿易センター浜松町館)において,システムズエンジニアリング(SE)/東京エレクトロンデバイス(TED)(可視化技術ゾーン ブースNo3Z-13)は,SS-OCT光源の展示とこれを用いた工業用OCTのデモを行なっている。
この光源は,SS(Swept-Source)レーザーとしてトップシェアを誇る米Excelitas製の次世代OCT用光源。中心波長1060nmのVCSELを採用し,超高速掃引,ブロードな掃引幅を特長とし,長いコヒーレンス長から眼科向けOCT用光源として,メーカーから大きな注目を集めているという。
主な仕様は,掃引周波数2kHz~400kHz(双方向掃引時~800kHz),最大波長掃引幅90nm,コヒーレント長>100nm,平均出力18mWとなっている。アプリケーションとしてOCTによる眼底撮影や血管造影のほか,検品,形状計測,表面検査,品質管理,LiDARなどを挙げている。
システムズエンジニアリングは,TEDはが販売するこの光源を使って工業用OCTを開発しており,会場では清涼菓子のタブレットの樹脂製ケースの断面を撮影するデモをブース内で見ることができる。