ジャパンディスプレイは,液晶技術を用いて照明の光の広がり方(配光特性)を自在に制御可能とする自由照明「LumiFree」を新たに開発し,世界で初めて量産技術を確立したと発表した(ニュースリリース)。
同社は,ディスプレー業界で長年培ってきたバックプレーン技術及びフロントプレーン技術を軸に,照明で利用されているLED光源の配光特性を制御するこの製品の開発を進めきたという。この技術により,照明における配光特性を任意のタイミングで制御できるようになり,必要な時間,必要な場所に,必要な量の光を届けることが可能になるとしている。
この製品では,縦方向・横方向の2軸で照明の配光特性を自在に制御することができる。そのため,製造後・設置後に自由に配光特性を制御できるのみならず,従来の照明器具の構造では実現困難な縦長,横長,楕円形状の配光特性の実現も可能となるという。
また,この技術は液晶ディスプレーの特徴であった静音・高速応答・薄型・長寿命などの特徴も備えており,一般住宅用途からプロフェッショナル用途まで幅広い照明器具で利用できる技術だとしている。
この製品は既に2022年9月から日本国内向けにサンプル出荷を開始しており,初搭載製品は,装飾照明・機能照明のトキコーポレーションが2023年4月に発売予定だという。
同社は,高度な配光制御が可能なこの製品を通じて2026年度売上100億円以上を目指すとしている。