Teledyne FLIRは,「Forge 5GigEエリアスキャンマシンビジョンカメラファミリー」を発表した(製品HP)。
第4四半期に発売される最初のモデルは,5〜24MPのソニー「Pregius Gen4グローバルシャッターCMOSセンサー」により,従来製品のセンサーオファリングを拡張する。1,2.5,および5GigEのリンク速度サポートに加え,最大10Gb/sの速度で画像をメモリに取り込むバーストモードも提供する。
これを500MBイメージバッファと組み合わせることで,高速撮影ではバーストモードで情報を迅速に取り込むことができる。Trigger-to-Image Reliability(T2IR)フレームワークにより,エラーに対して信頼性が高く堅牢なシステムを短期間で開発することが可能になるという。
OEM統合を簡素化できるよう,PoE,強力な熱管理,フォトカプラなどの機能が搭載されているため,周辺機器を効率化し,カメラ制御を容易にする。現在のGigE Vision準拠カメラからの置き換えでも,アプリケーションソフトウェアを変更せずにシステムパフォーマンスをアップグレードできる。
さらに,Teledyne Spinnaker SDKとSapera LT SDKおよびGigE Vision準拠ソフトウェアパッケージをサポートしており,電子機器検査,食品加工,医薬品のファクトリーオートメーションにおける高速撮影や,スポーツ分析,VRモーションキャプチャーに最適だという。
同社の他製品と同様にこの製品も,簡単に統合できるコンパクトなフォームファクタ,3年間の保証付きオールメタルボディ,豊富なオンラインリソース,世界クラスの技術サポートチームへのアクセス等が特長だとしている。