イスラエルCivan,日本法人を設立

イスラエルCivan Advanced Technologiesは2022年8月23日,埼玉県さいたま市に日本法人を設立した(会社HP)。

同社はコヒーレントビームコンバイニング技術とオプティカルフェーズドアレイ技術を応用したファイバーレーザーを製造販売する企業で,2019年のLaser World of PhotonicsではInnovation Awardsを獲得するなど,レーザー加工業界では注目の企業となっている。

同社が販売する「OPA6」ダイナミックビームレーザーは,レーザースポットを電気光学的に超高速にスキャニングすることが可能。従来のガルバノスキャナによるスキャニングと比較するとそのスピードは数千倍のスピードになるという。

この超高速スキャンによりナノ秒レベルでスポットを移動させることで,溶接対象に様々な空間的エネルギー分布を与えることができる。スポット動作は専用ソフトウェアで自由自在に設定が可能で,シーケンスを組むことも可能だとする。

日本法人のCivan Japanでは,日本の顧客が直面する様々なレーザー加工課題をクリアするために,「OPA6」を搭載したデモシステムを導入予定で,その運用は2023年夏ごろを予定している。

※詳細は月刊オプトロニクス2022年10月号に日本法人代表者インタビューとして掲載予定。

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