IDSは,Webカメラと同等の使いやすさを持つ,13MPオートフォーカス搭載産業用カメラ「uEye XC」を発売すると発表した(会社HP)。
この製品は,ケーブルを接続するだけでセットアップができ,高解像度の詳細な画像とビデオを即座に提供する。消費者向けのWebカメラとは異なり,産業用途向けに設計されているため,使用されているコンポーネントは長期にわたり,キオスクシステム,物流,医療分野,ロボット用途などで使用されることを想定しているという。
また,この製品は内蔵オートフォーカスモジュールにより,物体との距離が変化しても容易に対応できる,Vision Standard準拠のUSB3カメラで,外観は軽量なマグネシウム製ハウジングだとする。
サイズは32x61x19mm(WxHxD)で,ねじ込み式USB MicroB接続を備え,画像処理システムに容易に統合可能。13MP onsemiセンサーはフル解像度で20fpsで出力し,BSI(バックサイドイルミネーション)ピクセルテクノロジーにより,明るさが変化する環境でも高画質を維持するという。24倍デジタルズーム,オートホワイトバランス,色補正などの便利な機能で,あらゆる細部を完璧に撮影できるとしている。
さらに,「IDS peakソフトウェア開発キット」を使用して,ユーザーは用途に応じてカメラを構成可能。マクロアタッチメントレンズは簡単に交換でき,カメラの最小物体距離を容易に短縮できるため,診断などの接写用途にも適しているという。