ウシオ電機は,抗ウイルス・除菌用紫外線照射装置「Care222 iシリーズ」の新ラインナップとして,広配光タイプの光源モジュールを搭載した「Care222 iシリーズ フラッドタイプ i-FT」の国内販売を,2022年6月より開始することを発表した(ニュースリリース)。
同社は2021年2月より「Care222 iシリーズ」を販売しているが,市場からは,「1台でより広いエリアを除菌したい」という要望や,紫外線の暴露許容限界値の規格に準拠するため,間欠点灯などで照射量をコントロールする必要があり,従来機では有人環境下での使用では常時点灯ができなかったため,「有人下での紫外線照射においても,常時点灯したい」という要望があったという。
そこで今回販売を開始する新モデルは,2022年3月に販売開始した「広配光タイプの光源モジュール」を搭載。これにより,一台の装置でより広い範囲に,連続照射を実現するとしている。
従来装置のベーシックタイプ「i-BT」は,主に無人となる時間が多い環境や,短時間で局所的な除菌を行ないたい場所への設置向きで,新モデル「i-FT」は,主に有人となる時間が多い環境や飛沫が気になる環境への設置向きとなる。
同社はこれからもオフィスや教育機関,飲食店のように広いエリアへの照射が必要となる施設や,清潔な環境が求められる医療機関に対して,光による安心・安全な環境づくりの貢献を目指すとしている。