2025年エレクトロニクス先端材料市場,6兆億超円に

富士キメラ総研は,5G通信やIoT,ADAS・自動運転システムを中心に需要が高まっているエレクトロニクス先端材料の市場を調査し,その結果を「2022年 エレクトロニクス先端材料の現状と将来展望」にまとめた(ニュースリリース)。

それによると,2021年はスマートフォンやノートPC,HV・EVなどの市場が好調だったほか,各製品の高機能化ニーズが高まっていることなどから,大幅に需要は増加するという。今後は,5G通信への対応やIoTの普及,自動運転技術の進展などから,センサーや半導体での需要増加により高付加価値材料が伸びるため,半導体や実装,センサー分野は好調を予想する。

ディスプレー分野は,テレビの大型化による需要の底上げが期待できるほか,4K8KテレビやOLEDテレビなどの普及により,高機能化を実現する材料が伸びるとみている。

分野別市場動向では,半導体分野がノートPCやサーバー,データセンター向けの好調により拡大しているという。半導体の高機能化を背景に先端材料の使用量の増加や高価格品の需要増加が期待され,今後も市場は拡大を予想する。実装分野は,6G通信やHV・EVの普及を背景に需要が増加しており,特に5G通信向けの低誘電材料関連で大きく伸びるとみている。

ディスプレー分野は,画面サイズの大型化に伴う需要増加のほか,OLED関連部材が好調で市場をけん引して行くと予想する。センサー分野は,自動運転の進展に伴い搭載数が増加する車載カメラやミリ波レーダー,LiDARなどに関連した材料の伸びを予想する。自動車向け以外では,基地局におけるアンテナでの需要増加も期待されるとしている。

キーワード:

関連記事

  • タンデム型ペロブスカイト太陽電池の国内市場、累積導入量を12.5GWと予測

    矢野経済研究所は、タンデム型ペロブスカイト太陽電池(タンデム型PSC)の国内市場を調査し、参入企業の動向、将来展望を明らかにした(ニュースリリース)。 2025年2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画(経済産業省)…

    2026.05.08
  • 2025年シリコンウエハー市場、出荷量は好調も販売額が減少

    米SEMIは2月10日(米国時間)、シリコンウエハー業界の分析結果をもとに、2025年のシリコンウエハー出荷量が前年比5.8%増の129億7,300万平方インチとなった一方で、販売額は前年比1.2%減の114億ドルとなっ…

    2026.02.24
  • CPO市場、エヌビディアの採用で急拡大を予測

    富士キメラ総研は、光通信関連の機器・デバイスの世界市場を調査し、その結果を「2026 光通信関連市場総調査」にまとめた(ニュースリリース)。近年、光通信市場を取り巻く環境はデータセンターやAI向けの設備投資に伴い需要が増…

    2026.01.22
  • 監視カメラ国内市場、2025年度は2,529億円の見込み AIとクラウドが市場をけん引

    矢野経済研究所は、監視カメラ/システム国内市場を調査し、 品目別の動向、参入企業動向、将来展望を明らかにした(ニュースリリース)。 それによると、2024年度の監視カメラ/システム国内総市場規模(ベンダー出荷金額ベース)…

    2025.12.26
  • 半導体製造装置市場、2027年に過去最高の1,560億ドル到達

    米SEMIは12月15日(米国時間)、SEMICON Japan 2025において、世界半導体製造装置の2025年末市場予測を発表し、2025年の装置メーカーによる半導体製造装置世界の売上高は、前年比13.7%増の1,3…

    2025.12.24

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア