パナソニックは,手をかざして触らずに照明器具のON/OFFができるスイッチ「非接触スイッチ」を2022年3月21日に発売する(ニュースリリース)。
感染症対策として新しい生活様式の実践が提言されており,大勢がよく手を触れる箇所(スイッチなど)に対してもこまめに清掃・消毒するよう求められているなど,衛生意識が高まっている。この製品は,設置する事により,衛生面に配慮した生活空間となるというもの。
新製品は操作部の視認性にこだわり,アイコン部分に白色の透過樹脂を用いた光学プリズムレンズを採用。検知するための赤外線センサの赤外光と表示ランプ用のLED光を,センサ感度向上(集光)と視認性向上(拡散)を両立した1つのレンズに集約する事で,赤外線センサ特有の黒色受光部を無くしすっきりしたデザインとした。
これにより照明が消えている時でもレンズ部が発光し,暗い中でもスイッチの位置がすぐに分かることで,使いやすい操作性を実現している。
また,人の動線や用途に合わせて検知距離の切り替えが可能。廊下などスイッチの近くを人が往来するような場所には「短」(~約5cm),居室などやや離れたところからでもすぐに操作したい場合には「長」(~約10cm)といった使い分けができる。
特に,衛生面への配慮が求められる病院・高齢者施設・保育所や,多くの人が利用する学校・オフィスなどへの設置を見込む。住宅においても,汚れた手・濡れた手で操作する頻度が高い玄関・洗面所・キッチンなどへの利用を見込む。