米SEMIは,11月4日(米国時間),シリコンウエハー業界の分析結果をもとに,2021年第3四半期(歴年)の世界シリコンウエハー出荷面積が前期比3.3%増の36億4,900万平方インチとなり,今年第2四半期の過去最高面積を更新したと発表した(ニュースリリース)。
このリリースで用いている数値は,ウエハーメーカーよりエンドユーザーに出荷された,バージンテストウエハー,エピタキシャルウエハーを含むポリッシュドウエハーと,ノンポリッシュドウエハーを集計したもの。
それによると,シリコンウエハーの出荷面積は第3四半期に新記録に達したが,すべての口径で出荷面積は増加しているという。また,シリコンウエハーの需要は,今後数年間で多くの新しいファブが立ち上がるため,引き続き高い水準で推移すると予想している。
なお,今四半期の世界シリコンウエハー出荷面積の前年同期比は,2020年第3四半期の31億3,500万平方インチから16.4%の増加だった。
半導体用シリコンウエハー 出荷面積動向 (百万平方インチ)
四半期 | 2020年 第2四半期 |
2020年 第3四半期 |
2020年 第4四半期 |
2021年 第1四半期 |
2021年 第2四半期 |
2021年 第3四半期 |
出荷面積 | 3,152 | 3,135 | 3,200 | 3,337 | 3,534 | 3,649 |