Basler,CXP-12対応製品を拡充

独Baslerは,カメラ,インターフェースカード,アクセサリーを含め,高速カメラインターフェース「CoaXPress 2.0(CXP-12)」対応製品のラインナップを拡充したことを発表した(会社HP)。

CXP-12対応エリアスキャンカメラ「boost」の新モデルは,ソニー製グローバルシャッターCMOSセンサー「Pregius S(IMX530,IMX531,IMX532)」を搭載し最大画素数24MP・最大フレームレート150fpsを誇るほか,2つのチャンネルを有しており,新登場のマルチチャンネル対応インターフェースカード(2チャンネル,4チャンネル)と効果的に組み合わせることが可能。Cマウントレンズ,Fマウントレンズ,同軸ケーブルをはじめとするアクセサリーや,スムーズな試験・開発をサポートする評価キットもワンストップで提供するという。

「boost」とインターフェースカードは,共通SDKとして機能する「pylon Camera Software Suite」を介した一体的な運用が可能で,特に半導体,太陽光パネル,フラットパネルディスプレー,印刷物,食品,医療関連の検査に使用されているマルチカメラシステムを構築する場合,プラグアンドプレイ接続によりシステム構造を簡易化することで,全体的なコストや労力を抑えられるとしている。

今回の製品拡充により,「boost」は全16モデル(ソニー製センサー/オン・セミコンダクター製センサー,モノクロ/カラー,最大画素数45MP),インターフェースカードは全3モデル(チャンネル数1,2,4)に増加。組み合わせの幅が広がったことで,CXP-12ならではの速度はそのままに,用途に応じて撮影時の解像度とフレームレートを調整できるようになる。さらに,インターフェースカードに搭載されている各種前処理機能を使用することで,ホスト側のCPU負荷の軽減にもつながるという。

ケーブルはデータ転送と電源供給が可能なPoCXP対応ケーブルが用意され,このケーブルはドラッグチェーンにも適しており,レイテンシーとコストを抑えながら,十分なケーブル長を確保できるとしている。

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