【OPIE】朝日ラバー,UV-C用シリコン光学素子展示

光技術展示会「OPIE’21」展示会場で,朝日ラバー【ブースNo.K-12】は,UV‐C LEDに対応するシリコンレンズの開発品を展示している。

同社のシリコンレンズ製品は,UV-A~赤外まで広い透過特性を持ち,ガラスレンズに比べてコストと成形の自由度で優れるほか,LED素子への直付けが可能という特長がある。

開発品データ

また,シリコン以外の樹脂レンズにポリカーボネートやアクリルなどがあるが,これらに対してシリコンは耐熱性に優れ,260℃のリフロー温度にも耐えられるため,自動車用の外装品での実績があるなど信頼性も高い。

今回展示しているUV-C対応シリコンレンズの開発品は260nmのUV-C光を90%以上透過し,4500時間の照射実験においてもその性能が劣化しないことを確認している。

現在作製可能なサイズは50mm×50mmが最大だが,今後はこれをさらに大きくしていくとともに,シリコンレンズの長所である成形の自由度についても開発を進めるとしている。

さらにブースでは,耐熱・耐UV性能に優れたプリント基板用の白色シリコンインキの使用例も展示している。退色や変色が少なく,LED基板に塗布することで光取り出し効率を上げたり,リフレクターとして使用したりすることもできるという。

その他関連ニュース

  • ローム,VCSELとLEDの特長融合した赤外線光源開発 2024年04月09日
  • 第16回レーザー学会産業賞が決定 2024年04月02日
  • ams OSRAM,2次元コードでLEDの個別データを提供 2024年04月01日
  • 工学院ら,190~220nmで発光するUVランプを開発 2024年03月18日
  • ams OSRAM,コンパクトで汎用性に優れたLED発売 2024年03月13日
  • ams OSRAM,チップLEDフォトダイオードを発売 2024年02月08日
  • ams OSRAM,自動車向け低消費電力側面発光LED 2024年01月26日
  • ams OSRAM,ウェアラブル血流測定向けLEDを発売
    ams OSRAM,ウェアラブル血流測定向けLEDを発売 2023年12月15日