日本アビオニクスは,発熱者スクリーニング用の赤外線サーモグラフィカメラ「InfReC(インフレック) フィーバースクリーニング(FS)シリーズ」の新たなラインアップとして,サーモカメラモジュール「C50A-FS」を7月から出荷する(ニュースリリース)。
この製品は,入退室管理システムやセキュリティゲートへの組込に適した,発熱者スクリーニング用のサーモカメラモジュール。240×240画素の高解像度なサーモカメラに可視カメラを一体化させ,わずか100gの小型・軽量を実現した。
小型化によりサーモ画像と可視画像がほぼ同軸で撮影できるため,顔認証との組合せ時にもカメラ1台で高精度なシステム構築が可能。また,USBケーブル1本による接続とIP54相当の防塵防沫性能により,様々な場所に簡単に設置することができる。
Windows版とLinux版のソフトウェア開発キット(SDK)を無償提供しており,ホームページからダウンロードして利用できる。ホームページにQ&A集を公開しているほか,メールによる無償サポート,開発への有償サポートなど,サポート体制も整える。
この製品は同社の国内工場で生産しており,また,データ保存やワイヤレス通信機能を持たせず,USBによるサーモ画像と可視画像の出力のみに機能を限定しているため,安心してシステムに組み込んで利用できるとしている。